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皆さんこんにちは。
先日この掲示板で書きました通り、本日(夜12時を回ってしまったので厳密には昨日ですが)、福島県内の東日本大震災被災地を訪問して参りました。
以前ここで書きました通り、当初はこの目で見たきた現地の様子を僕なりにここでご報告するつもりでしたが、少しの間、考えさせてください。
現場を目の当たりにしてしまった今、こんなところで現地の様子や僕なりの感想を書いてしまうと、まるで「ヤジ馬根性で見に行ったヤツが自分が見てきたモノを知ったかぶりしてひけらかしている」事をするような気分になってしまったのです。
決してそういうつもりはないのですが、ほんの数時間前に見た光景は、そういう気持ちになってしまう衝撃でした。
と同時に、こういうところで軽々しく現地の様子を書くのは現地の方々に対して失礼なのではないかと・・・。
今報告出来る事は、ニュース映像やネットで得る情報から想像していた被災地の様子、現状と、実際に現場で見る様子、現状は全く違う(見え方、感じ方が違う)という事、プロジェクトの主催者としてなぜもっと早く現地に足を運ばなかったのだろうという後悔、反省、そして僕ごときがこういうプロジェクトを立ち上げてしまった事自体、軽率だったのではないかという迷い、この3点です。
現地を訪問する事はできないけどこのプロジェクトに参加してくださった方、またはこれから参加してくださる方のために僕なりの報告をするべきか、現地の方々の感情に配慮して僕だけの中にとどめておくべきか、少しの間悩みたいと思います。
福島県在住の方でこの記事をご覧になった方がいらっしゃいましたら、直メールでもこの掲示板でもいいので、ご意見いただけると助かります。
最後に、公表してしまっていいのか分かりませんので「Xさん」とさせていただきますが、福島市在住の僕の知人のXさんが、「大塚さんが運転では景色をしっかり見れないでしょうから」と、運転手も兼ねて現地案内をしてくださいました。汚染土壌撤去作業のトラックと防護服を着た作業員しかいないような放射線量の区域(帰還困難区域)にも、僕のために車を乗り入れてくださいました。これはXさん自身すら初めてだったそうです。
この場を借りてお礼申し上げると同時に、そのような協力者があってこその中身の濃い訪問であった事を、皆さんにお知らせさせていただきます。
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