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いやぁ、改めて・・・

 投稿者:Taka  投稿日:2011年 6月18日(土)03時09分30秒
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  みなさんこんにちは。

「今月は忙しい」と訴えながら、やたら書き込み回数が多いので「本当に忙しいのかい?」と言われてしまいそうですが、どうしても書きたくなってしまった事が・・・。

6月11日の書き込みで紹介した、岡田明子さんの個展「 ―革― Cowboyの世界」に行ってきました。
彼女の人柄、顔の広さを物語るかのような、おびただしい数のお祝いのフラワーバスケットとその香り(特にユリがいい匂いだった)がまた、ただでさえ華やかな彼女のカービングに一層の華を添えていました。

紹介記事の中で作品点数や作品の概要を説明しましたが・・・(自分で書いた言葉なのに)言葉で書いたものと実際に目の当たりにするのは、こんなにも違うものか!!!と、思い知らされてきました。
そういえば「百聞は一見にしかず」ってことわざがありましたね・・・。
展示してある大作はほとんどがコンテスト優勝、入賞作品で、ひとつひとつがコンテスト用に全身全霊で作られているものですから、それが十数年分、一堂に介したらそりゃあもう・・・・ですよねぇ~~~。

不思議な感覚だったのは、どれもギンギンにてんこ盛りな力作が所せましと並んでいるのに、もうお腹いっぱいとか、これでどうだ!みたいないやらしさが全然ないんです。
2005年にクリント・フェイも言っていたのですが、彼女の作品を眺めていると頬がゆるんでくると言うか、幸せな気分になると言うか・・・。徹夜明けの上京だったのですが、会場までの重い足取りと裏腹に、着いた途端にウキウキしてしまいました。
「作品には作り手の人となりが現れる」というのは良く聞く言葉ですが、彼女の人柄だけでなく、きっと純粋にカービングが好きで楽しくて、が作品からにじみ出ているからなのでしょうね。
で、昨日を以って、僕は勝手に岡田さんのカービングスタイルを「ハッピーカービング」と呼ぶ事にしました。

皮肉やひがみ、負け惜しみに取られてしまうと非常に不本意ですが、これはプロのクラフトマンには決してできない、ホビイストだからこそできる表現力、特権なのかな、と思いました。
プロが頑張りすぎてしまうと、どうしても「ほほ笑ましさ」や「幸福感」よりも、「すごみ」が前面に出てしまうような気がするのです(僕はこれもこれで大好きなのですが)。

あと印象的だったのが、岡田さんはかなり以前から視力と体力の衰えを嘆いているのですが、その衰えに反比例するかのように作品のクオリティが上がっている事。岡田さんの歳の頃は・・・僕(今年42歳)の母親くらいという事で察してください(岡田さんまたまたゴメンナサイ)
すべての作品に製作年が表示してあるのですが、後になればなるほどカービングも仕立ても完成度が高くなっているのです(岡田さんには大変失礼ですが、これだけはまさかと思っていました)。
僕もここ数年、急激に体力と視力の衰えを実感しているので、これには本当に勇気づけられました。結局は情熱、気持ちなのだと。
岡田さんに「お互いに、死ぬ瞬間まで現役、死ぬ瞬間まで常に”自称”全盛期でいましょうね」と言ったら、「死ぬ時はスーベルナイフを持ったままでね」とハッパをかけられました。こういう人なんです・・・。

で、最後のこの部分が本当に書きたかった事なのですが、この個展に行こうかどうしようか迷っている人、「行きたいけど遠いしなぁ~、忙しいしなぁ~」という人がいらっしゃいましたら、無理をしてでも是非行った方がいいと、改めて思いました。
岡田さんが友人だから彼女のために言っているのではなく、レザークラフト、カービングに取り組む皆さんのために言っています。
岡田さんはどんなに忙しくても来場者全員に実に丁寧に接してくれます。
作品から感銘をもらうだけでなく、この機会に彼女とお話をして今後の活動へのモチベーションをチャージしてきてください。
 
 
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