Meitetsu Short Story Vol3
名鉄に関するちょっとした物語を随時紹介させていただく掲示板です。ストーリーやいろいろな情報を入れていただけるとうれしいです。
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5500系ものがたり「さよなら5500(前編)」
投稿者:
中京
投稿日:2005年 2月 1日(火)19時42分45秒
「よし、5515、5517、行くぞ。最後の仕事に。」
5513の元気な掛け声でいよいよ5500系の最後のお勤めが始まりました。
「おう、まかせとけ」
「今日は最後だからな。俺も頑張るぜ」
5515、5517もいつになく張り切っています。
昭和34年の登場以来46年、5500系もいよいよ走り続けた名鉄を去る日が来てしまいました。
46年前、毎日暑い電車で通勤・通学していた人たちには大きな歓迎を持って迎えられ、またそれは全国的な話題と
なった5500系。
今となっては当たり前になった通勤冷房も、この5500系が最初なのです。
雨にも風にも負けず、46年と言う長い間、無事に走り続けました。
今日は特別に、新可児から常滑までの急行運用に就くことになりました。
犬山にて:
5513:「おう、311F君。もう小牧線には慣れたかい?」
311: 「そうですね。僕らに違和感持ってた人も、やっと僕らを受け入れてくれるようになりました。」
5515:「そりゃ俺達も驚いたよ。君達の格好には。でも君達のおかげで俺達の仲間が安心して引退していったからね」
311:「すみません、ほんとに・・・・・何て言ったらいいか・・・」
5517:「おいおい、違うよ。君達のようなすばらしい後輩ができて安心して去れた、ってことだぜ。ほんとは平安通まで行ってみたかったけどね」
311:「ほんとにいろいろありがとうございました。でも大ベテランになっても犬山線を急行で走れる5500さんはうらやましいし、誇りに思ってますよ。
気をつけて常滑まで行ってきてください。」
5513:「おう、ありがとう。君も頑張ってな。」
いつもは誇らしげに見える「急行」「常滑」の行き先表示板。
いつしか気づいてみれば、この表示板を付けているのも5500系と7700系だけになってしまいました。
行き先表示板も今日だけは寂しそう。
行き先表示板:「5500さん、今日で最後なんですね。寂しいです・・・・」
5513:「君達には本当にお世話になったねえ。いろんな行き先付けて、楽しかったなあ。」
種別表示板:「僕も寂しいですよ。「特急」とか「高速」の表示板を付けた5500さんって、本当にかっこよかったし。
パノラマさんのブック表示にも負けないぞ!なんて思ってましたし。」
5515:「そっかあ。僕らがいなくなると、7700だけになっちゃうんだな。・・・」
行き先表示板:「2000君、2200君の表示にもまだ負けないぞ!って自信はあるんですけどね。「中部国際空港」とか「快速急行」とか、用意されてるのかなあ」
5515:「寂しくなるけど、7700たちのこともよろしく頼むよ。今日は2人ともよろしくね」
行き先/種別:「はい、よろしくお願いします」
犬山線も今では立派な通勤線に変わり、岩倉や犬山、西春、扶桑などはきれいな駅に生まれ変わりました。
そして昔はなかった上小田井という立派な駅も。
そんな中、昔と変わらず5500系を見守ってくれたのが布袋駅です。
布袋駅:「やあ、5500君。寂しいなあ、ついに引退なのか・・・・」
5517:「はい、長い間お世話になりました。やっと私達も引退ですよ。」
布袋駅:「最近になって、君達の仲間が最後にここに来て、そのまま引退していって・・・いやあ、寂しい思いをしたもんじゃ。」
5513:「布袋駅さん、覚えていますか?僕らが初めてここに来たときに、冷房をガンガンに効かせてたので、「ばかもん、そんなに冷房をたくんじゃない、
お客さんが風邪を引くんじゃないか!」って怒られたこと・・・」
布袋駅:「そうじゃったな、でもなあ、電車に冷房が入るなんて、あの頃は夢にも思わんか った。君達のおかげで、全員に冷房がつくようになったんだの。
ところでみんな今日は常滑まで揃って行くのかい?」
5515:「はい、そうです。その先までは結局行けなかったなあ・・・」
布袋駅:「まあ、引き際も肝心じゃぞ。わしなんか、引き際を誤ってまだここにおる(笑)」
5517:「何言ってるんですか。僕らのことも見送ってくださいよ。では行ってきます」
布袋駅:「おーおー、気をつけてな。」
(実際1月29日からこの3編成は布袋にいるんですね。いろんな掲示板で見ましたが寂しそうな姿は本当に心が痛みました)
5500系はやがて本線に入りました。
向こう側には、登場したときにはいなかったJR500系「のぞみ」や683系「しらさぎ」が通っています。
5500系が登場した頃は、まだ空も高く広く、名古屋には高いビルもありませんでした。
そして新幹線もなく、客車の「つばめ」がまだ誇らしげに通ってた頃です。
5513:「俺達が生まれた頃と鉄道車両って、ほんとに変わったな・・・」
5515:「あんな500系みたいな車両が出るなんて、夢にも思わなかったな・・・」
5517:「でも、俺達はあんなすばらしい後輩を見ることができて、幸せだよ・・・・」
感慨深げに5500系達は、新名古屋トンネルに吸い込まれていきました・・・・・・
(後編につづく)
ごあいさつ
投稿者:
中京
投稿日:2004年12月10日(金)11時41分51秒
皆様こんにちは。
何度も作成→休止→復活を繰り返しているShort Storyですがこのほど第3版を開きました。休止している間に鉄道業界も環境が激変(ちょっと大げさかも知れませんが)し、書くネタも増え始め、また名鉄も久々堪能でき、いろいろなことを見て感じることができたため、また復活したしだいです。
今までは無理にStoryを書こうとして失敗を繰り返してきましたが、今度はマイペースを
守っていこうと考えています。
よろしければご愛用ください。
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