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樹さんの書き込みの中で大学に入るときに日本画を選ぶ動機の話しがでましたが、実は私は動機は単純でも良いと思っています。動機よりその後が大事なんじゃないかと思うのです。
というより、高校や予備校できちんと日本の絵画の歴史(特に近代以前と近代以後の溝の部分)を教えてなかったり、日本の昔の絵画の良質な作品を紹介しきれていない今の状況で17・18歳の人に「積極的な動機をもって日本画コースに入学しろ」と言っても無理な話だと思うのです。ですから選ぶときの動機よりその後が大事。
動機よりも大学できちんとした教育がなされていないことの方が問題だと私は思うのです。芸大・美大を出た人が「大学では何も教わってない。ただの広いアトリエだった。」という趣旨のことを良く言います。(私も言っていた。)つまり今の芸大・美大(の美術科)では教育はあまり熱心に行われていないんだと思います。(美術手帖の内田さんみたいな先生もけっこういるしね。※もちろん例外はあります。)
他の学科を見れば分かるように、みんながみんな法律の専門家になることを夢見て法学部に行くわけでもないし、単純に理数系の成績が良いからという理由で医学部にはいる人も大勢います。しかし大学に入ってからの教育次第できちんとした自分の目的を見つける人も多くいるのです。
ですから、大学に入ってから、もしくは卒業してからでも芸術や美術・「日本画」について考える場所、教育する場所、知る機会があればそれで問題ないんじゃないかと今は思っています。
この展覧会もその一つのきっかけになれば嬉しいです。
追伸:この間京都造形大学の学生と話していたら、私が在籍していたときと違ってコース間の転科や、コース間留学が簡単にできるそうです。三瀬君の書き込みにもあったように、京都市立芸大は昔からそうですが、他の関西の大学でも入った後の生徒がある程度自由に学科を選べるところが増えているようです。そうなるともっと積極的な動機をもってそれぞれの道に進む人が少しは増えそうな気がします。
http://www.h7.dion.ne.jp/~nipponga/
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