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尾瀬と云えば水芭蕉、水芭蕉と云えば尾瀬・・それにあの「夏の思い出」の作詞者、江間章子氏(2005年3月12日他界)が揃えば「尾瀬の顔」は出揃う、しかし尾瀬にはいまひとつの顔がある。
尾瀬が自然保護の発生の地と云われ、その自然保護運動に劇的最後を遂げた、平野長靖氏である。
丁度彼が他界する1ヶ月前、晩秋の尾瀬沼を江間先生達一行を案内して長蔵小屋に午後1時頃着いた、いつも自然破壊から尾瀬を守る運動で忙しく、留守がちの長靖さんに合えたのはラッキーでした、確かこの2人は(江間先生と長靖さん)この時が初対面で最後の出会いだったと思う・・?
尾瀬を語る時、この2人を抜いては語れない人物である。
私もその時彼に「体に気をつけて」と云ったら、寂しそうに頷き笑顔を見せた、この時が生前の彼とは最後の出会いであった、彼は忙しい手間を割いて、晩秋の尾瀬沼を一周案内してくれた。
尾瀬は今年も何も無かったかの様に,双筋の木道をハイカーの行列が埋め時折、「夏の思い出」のメロデーを口ずさむ人々、水辺の水芭蕉にカメラを向ける人、まだ残雪の多い燧ケ岳の雄姿をバックに記念写真を撮る人達等、思い思いに尾瀬の自然を満喫して帰る人々の列が続く、長く厳寒の冬から開放されたつかのまの遅い初夏の訪れである。
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