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リスト超絶技巧練習曲

 投稿者:kazue  投稿日:2015年 4月17日(金)22時34分54秒
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  ゲキチの名前を初めて知ったのはリスト超絶技巧練習曲集CDだった、というファンは多いのではないでしょうか。リストの肖像画と似たポーズのジャケット写真のCDです。
この写真の元絵(?)がリストの肖像画であることは一目瞭然。アンリ・レーマンの「フランツ・リストの肖像」です。レーマンは1814年ドイツ生まれの画家で、この肖像画は1839年作ですから、画家が25歳、モデルのリストが28歳の時ということになります。現在はパリのカルナヴァレ美術館蔵。緑の壁に飾ってあるのが見えます。

リストは左手の人差し指に指輪をはめていますが、ゲキチは中指。ゲキチの写真については写真家名とメークアップアーティスト名が出ており、彼らがリストの肖像画を意識していて撮影したことは確かのようですが、誰のアイディア? ゲキチか、それともレコード会社?
このCDは著名な音楽学者でリスト研究の第一人者であるAlan Walker氏に捧げられています。楽曲や小説を誰かに献呈するのは良くあることですが(例えばショパンのエチュードOp.10はリストに献呈されたもの)録音を献呈というのも素敵ですね。 ちなみにリストはこの超絶技巧練習曲を、師匠だったツェルニーに捧げています。

CDについて解説した諸井幸生氏のプログラムノートには「ゲキチの音は、あたかもリストの作品が求めていた音に他ならない、と思わせる説得力があるうえ、実にたくましい。ひとつひとつの音が、リストの魅力の核心を語る言葉としての美しさと力強さを秘めており、キラキラとまばゆいばかりの光を放っている。それらが結晶となって時に官能的なまでの味わいを醸し出し、百花繚乱の音の花束にも似たリストの作品の醍醐味を満喫させてくれるのである」とあります。

1992年ロンドンで録音された このゲキチ30歳の時のCDを、久しぶりに聴いてみませんか?

(写真は、ケマル・ゲキチファンクラブFacebookでご覧下さい)

https://www.facebook.com/KemalGekicFC

 
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